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Vol.2007-7 ついに連敗脱出、そして連勝始まる!
第7節 5/8(火)→5/13(日)
4勝2敗(通算16勝19敗1分)
●5/8(火) 対巨人 1−7 ●ジャン(2勝2敗0S)-能見-中村泰-杉山
●5/9(水) 対巨人 5−6 下柳-橋本健-能見-久保田-ウィリアムス-●藤川(0勝1敗7S) HR林(3)、葛城(1)
○5/10(木) 対巨人 3−2 ○福原(1勝1敗0S)-久保田-ウィリアムス-S藤川(0勝1敗8S) HR金本(8)-鳥谷(2)
○5/11(金) 対ヤクルト 5−3 ○ボーグルソン(3勝1敗0S)-橋本健-能見-ウィリアムス-久保田-S藤川(0勝1敗9S) HR林(4)、金本(9)
○5/12(土) 対ヤクルト 3−2 ○杉山(1勝2敗0S)-橋本健-ウィリアムス-久保田-S藤川(0勝1敗10S)
○5/13(日) 対ヤクルト 8−6 ○ジャン-渡辺-中村泰-能見-橋本健(2勝1敗0S)-久保田 HRシーツ(3)
【今節の甲子園お立ち台】
5/10 金本知憲(先制の8号2ランで、連敗脱出をアシスト)
ついに連敗脱出、そして連勝始まる!
ゴールデンウィークから7連敗中だったタイガースは、火曜日から目下首位の巨人を甲子園に迎えて3連戦。何とか早く連敗を脱出して、浮上のきっかけをつかみたいところでした。
・5/8(火) 対巨人7回戦(甲子園)
「首位・巨人との勢いの差」
とにかく先制点を奪取して、勢いをつかみたいタイガースは、二番に今季初先発となる葛城選手を入れ、三番・林選手、六番にシーツ選手というオーダーを組みます。ジャイアンツの先発投手は、今シーズン二試合目の先発となる福田投手。初回、1アウトから葛城選手、林選手の連打でチャンスをつかみかけますが、四番の金本選手がセンターフライ、続く今岡選手が三振で凡退してしまうと、巨人の若いピッチャーを調子に乗せてしまいます。タイガース打線は七回までに8個の三振を奪われ、ヒットは初回の二本を含めて散発の5安打。一方、タイガースの先発・ジャン投手は、この日も2度のボークと四球などで自滅してしまいます。二回、四球とボークをきっかけに犠牲フライで1点を先制され、三回には李選手に2ランを浴び、五回にも四球をはさむ3連打などで、0対7。一方的な展開になってしまいます。タイガースは八回に葛城選手の二塁打などで1点を返すのがやっと。チームの勢いの差をまざまざと見せ付けられて8連敗となってしまったタイガース。ついにヤクルトと同率で、リーグ最下位になってしまいました。
・5/9(水) 対巨人8回戦(甲子園)
「7年ぶりの9連敗にも、復活の兆し」
翌日は二番に関本選手、不振のシーツ選手に代わって藤原選手が一塁守備で七番に入ります。先発投手は下柳投手、巨人はここまで3勝(0敗)を挙げているルーキーの金刃投手。初回、下柳投手が巨人の攻撃を、簡単に三者凡退で抑えると、この日は新打線が早速応えます。先頭打者の鳥谷選手が初球を捕らえセンター前に運ぶと、関本選手はきっちり犠打。そして続く林選手が0-1からの2球目をライトスタンドに運びます。たった4球で鮮やかに2点を奪った打線は、二回にも赤松選手の二塁打、再び林選手のタイムリーで加点し、3対0。久々に試合を優位に進めるかと思われました。しかし三回、立ち上がりは好投を見せていた下柳投手が突然、巨人打線につかまってしまいます。下位打線に連打を浴び、一番の高橋由選手に2点タイムリーを許すと、2アウトから二岡選手にレフト前に運ばれ、4失点。これ以上の失点は何としても避けたいベンチは、四回から橋本健投手、五回は能見投手と小刻みな継投策に出ます。すると打線は五回、林選手の二塁打と今岡選手のタイムリーで同点に追いつき、六回には代打・葛城選手が、会田投手からバックスクリーン左に1号ソロ。再び1点のリードを奪い返します。
六回からは久保田投手。久々のKJFで、「今日こそは」という必勝ムードが球場全体を支配します。ウィリアムス投手を挟んで八回途中からは、約二週間ぶりに藤川投手がマウンドに。しかし、藤川投手が回をまたいだ九回に、球場の期待感は悲鳴とため息に変わってしまうことになってしまいます。この回先頭の高橋由選手にヒットで出塁されると、盗塁とパスボールでピンチを広げられ、谷選手のタイムリー二塁打で同点に追いつかれてしまいます。三番・小笠原選手、四番の李選手は連続三振に切って取りますが、続く二岡選手に逆転タイムリー。その裏の攻撃では先頭の林選手が、この日4本目となるヒットで出塁しますが、結局ホームに帰ってくることは出来ずに、タイガースはついに2000年以来という9連敗。この日は同率のヤクルトが勝ったために、単独最下位となってしまいました。
・5/10(木) 対巨人9回戦(甲子園)
「投打に踏ん張り、連敗止めた」
悪夢のような9連敗。何としても屈辱の10連敗は阻止しなければいけないタイガース。前夜は先制して一旦は再逆転と、トンネルの出口に光は見えてきました。この日は前日、今季1号を記録した葛城選手が二番に、そして六番・ライトには桧山選手が今季初スタメンとなりました。先発投手は福原投手、マスクを被るのは狩野捕手です。
連敗脱出の兆しを見せ始めていたタイガースは、またもや初回に先制します。2アウトから三番の林選手が四球で歩き、打席には前日の5タコでついに打率三割を切っていた主砲の金本選手。4月末から調子の波の低下が、チームの連敗と重なって、「この連敗は正直キツいね」ともらしていた金本選手。しかし、ここで金本選手は巨人の先発・木佐貫投手を相手にフルカウントからの7球目をライトスタンドに放り込みます。4月18日のナゴヤドーム以来となる久々の8号2ランで、金本選手はチームに勢いをつけます。「いけるところまでいこうと初回から全力でした」という福原投手は、序盤からストライクが先行。その言葉通り、二回に阿部選手にソロを許して1点差にされても、粘りのピッチングを見せます。
それでも連敗中のタイガースに、首位を走る巨人は簡単には勝たせてくれません。タイガースは毎回のヒットで出塁はするものの、あと1本が出ずに追加点を奪うことができません。五回にやっと鳥谷選手の3号ソロで2点差にするものの、すぐに再び阿部選手のソロで詰め寄られます。六回途中からは2番手久保田投手にスイッチ。この日も1点差で逃げ切り態勢に入ります。その後もタイガースは追加点のチャンスを生かせずに、張り詰めた緊張感は最後まで続きます。七、八回はウィリアムス投手が1安打無失点。この日はファースト守備に入った林選手の好守などもあり、巨人に得点を許しません。そしてタイガースの最後のマウンドはもちろん、藤川投手。前日は久々の登板で、敗戦投手となってしまいましたが、その流れを引きずることも無く、この日は完璧。変化球をうまく使って三者凡退。甲子園に、実に2週間ぶりとなる勝利の輪が広がりました。これで長い長いトンネルを抜けたタイガース。やっと5月の初勝利となりました。
・5/11(金) 対東京ヤクルト6回戦(神宮)
「林、金本アベック弾で連勝スタート」
ようやく連敗を脱出したタイガース。週末は神宮球場でヤクルトとのナイター3連戦。不本意ながら5位と6位の最下位をめぐっての争いです。
タイガースの先発はボーグルソン投手。前回の登板では6回被安打3と、好投しながら敗戦投手になっていたボーグルソン投手。この日も無難な立ち上がりを見せます。打線も初回からボーグルソン投手を援護。五番・今岡選手のレフト前タイムリーで、タイガースが3試合連続で初回に先制点を奪います。二回にはシーツ選手の二塁打に、この日も先発マスクを被った狩野選手のタイムリーでもう1点。1点を返された後の五回には、三番・林選手の4号2ラン、四番・金本選手の9号ソロとアベック弾で5対1とリードを広げます。
しかし五回、ボーグルソン投手が四球でランナーを許し、二死後からガイエル選手に2ランを浴びて、2点差に詰め寄られます。更にラミレス選手に二塁打、宮本選手に内野安打と一打同点のピンチを迎え、何とか切り抜けますが、この回限りでマウンドを降りることに。六回からタイガースは2点差を守りきる継投策に。六回は橋本健投手と能見投手が二人で3三振。七回からはJKF。九回の藤川投手は、青木選手にストレートを弾き返されてヒットを許しますが、それ以外の打者はすべて空振りの三振に切ってとり、タイガースは見事逃げ切り。投打がかみ合っての連勝となりました。
・5/12(土) 対東京ヤクルト7回戦(神宮)
「エースを攻略、継投で逃げ切る」
神宮での2戦目は杉山投手とヤクルトは石井一選手が先発。石井投手とは今シーズン早くも3度目の対戦となったタイガース打線。前回の甲子園では、序盤から攻略に成功して6点を奪っているだけに、苦手意識はもうありません。この日も二回、先頭の今岡選手がセンター前ヒットで口火を切ると、シーツ選手がピッチャー強襲の内野安打で続き無死一、二塁。このチャンスで好調の狩野選手に対してベンチからバントのサインは出ませんでした。見事その期待に応え、狩野選手はタイムリー二塁打。4試合連続でタイガースが先制点を奪います。更に追加点の欲しい四回、狩野選手の内野安打、藤原選手の二塁打で二死ながらランナー二、三塁とチャンスを作り、一番の鳥谷選手がセンター前に抜ける2点タイムリー。3対0として試合の主導権を握ります。
一方の杉山投手は、ここまで0勝2敗、中継ぎでの登板を挟んで今シーズン4度目の先発マウンド。初回は三者三振と、この上ないすべり出し。三回に青木選手に初ヒット、五回には二死から連打を許しますが後続を打ち取って、ここまではすばらしいピッチングを見せます。しかし六回、先頭打者の飯原選手にセンター前ヒットで出塁されると、続くガイエル選手にデッドボール。ピンチを広げてラミレス選手、宮出選手にタイムリーを浴びて2失点。更に一打同点という場面でマウンドを降りることになってしまいます。本人も「六回の先頭打者を出したことが・・・」と反省するように、ここまで73球と良いペースできていただけに悔やまれます。
試合終盤を迎えて1点差。タイガース打線は六回以降1安打と追加点を奪うことができませんが、この日も中継ぎ投手陣が踏ん張ります。杉山投手の後を受けた橋本投手が六回を抑え切ると、七回からはJKFが1点のリードを守り、ゲームセット。この3人は4連投で、藤川投手はリーグトップとなる10セーブ目を挙げました。
・5/13(日) 対東京ヤクルト8回戦(神宮)
「関本、野口か勝利を引き寄せる」
前回の甲子園での3連勝に続き、今回もヤクルト3タテを狙うタイガース。日曜日はジャン投手とヤクルトはグライシンガー投手、両外国人が先発します。そしてこの日もタイガースが先制。初回、四球とヒットのランナーを塁に置いて、今岡選手がレフトに抜けるタイムリー。続くシーツ選手は初球の甘い球を逃さず、レフトスタンドに豪快な3号2ラン。リーグ2位の防御率を残しているグライシンカー投手から、タイガースは速攻で4点を奪います。
幸先の良い先取点で、タイガースが優位に試合を進めるかと思われましたが、三回にジャン投手がヤクルト打線につかまってしまいます。この回先頭のグライシンガー投手にヒットで出塁を許すと四球、連打で2失点。その後も連打で計4点を奪われたジャン投手は、この回途中で降板することになってしまいます。ここから試合はこう着状態に。ジャン投手の後を受けた、渡辺投手、中村泰投手が好投し、ヤクルト打線を封じ込めます。七回には4番手の能見投手が一死一、三塁とピンチを招きますが、代わった橋本投手が見事に切り抜けます。そしてタイガースも無得点で同点のまま迎えた最終回、投手陣の好投に打線が応えます。ヤクルトのマウンドは、同点ながら守護神の高津投手。一死から今岡選手がこの日3本目のヒットで出塁すると、続くシーツ選手の打球はサードを強襲。イレギュラーバウンドもあって記録は二塁打。ランナー二、三塁と絶好の勝ち越しのチャンスを作ります。代打の桧山選手は敬遠で満塁に。ここで、この日はここまでノーヒットだった関本選手が、高津投手の変化球をうまく拾い、レフト前に貴重な勝ち越しタイムリー。更にこの日が今季初出場、狩野選手に代わって途中からマスクを被っていた野口選手が走者一掃のタイムリー二塁打。この日は連投の続くJFKを一人でも休ませれば、と考えていた岡田監督にとって、この追加点は大きなものでした。最終回に登板した久保田投手は、ガイエル選手に2ランを浴びてしまいますが、なんとか逃げ切り。結局野口選手による追加点が功を奏してタイガースは今シーズン最多となる4連勝をマークすることができました。
タイガースはこれで悪夢の9連敗の後に今季初の4連勝で、借金は3にまで減りました。徐々に投打の歯車も噛み合いはじめ、反撃体制は整いつつあります。借金完済、そして交流戦での爆発を期待したいところです。
《今週のMIP(most impressive person)》
連勝の流れを呼び込む好投!
橋本健太郎投手
チームは連敗から脱出し、調子は上向き。しかし先発ローテーションはなかなか固定できずに、JFKへの負担も高まってきました。そんな中、早い回で降板した先発投手からJFKへのつなぎ役を見事に果たしているのが、橋本投手です。つなぎ役というのは失礼かもしれませんが、試合の流れを左右する大切な中盤で、しっかりと自分の仕事をこなし、確実に勝利を手繰り寄せる働きを見せています。今節は6試合中4試合に登板して打たれたヒットは1本のみ、さらに無四球という素晴らしいピッチング。特に日曜日の試合では、七回、この日最大のピンチで登板し、三振とファールフライで切り抜け、続く八回は三者三振。良いリズムをつくって九回の味方の反撃を呼び込みました。4月には一時期、調子を崩してファームで調整していた橋本投手ですが、完全復活。これからもタイガースはなかなか楽な戦いにはなりそうもありません。そんな時、橋本投手が頼りになる働きを見せてくれることでしょう。
《今週の裏MIP(most impressive person)》
安打製造で勝利に導く
今岡誠選手
チームの連敗と共にゴールデンウィークで調子を落とし、一時期打率を2割6分台にまで落としていた今岡選手。しかしここへ来て再び調子が急上昇。連勝に大きく貢献しています。今節は22打数12安打4打点で、その打率は何と.545! 昨年の指の手術から復活を遂げた今シーズン。今岡選手のテーマは、とにかくシンプルにヒットを量産すること。そうすればチームの勝利や自分の打率、打点は自ずと後からついてくるということ。まさにその言葉を実践しているのが今の今岡選手。2003年や2005年のように、チームが優勝するためには、この人の復活が欠かせません。
次節の見どころ
いよいよ交流戦を目前に控えた最終ラウンド。現在対広島戦は5連敗中。広島に借りを返し、チームの連勝を伸ばして借金も完済といきたいところです。
5/15(火) 対広島 米子 18:00
5/16(水) 対広島 米子 18:00
5/17(木) 対広島 倉敷 18:00
5/18(金) 対横浜 甲子園 18:00
5/19(土) 対横浜 甲子園 14:00
5/20(日) 対横浜 甲子園 14:00
今週の誕生日
16日・・・下柳剛(39)
相木崇(39) |

金本 知憲 選手
今岡 誠 選手
林 威助 選手
橋本 健太郎 選手 |
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